映画館って福井の街にとってはなくてはならない風景です。
駅を降りたら映画館があって、観に行ったあとはご飯を食べて、と、昔は日本中で当たり前の風景でした。しかし、いつの間にか日本にはそういう風景が無くなっていました。
「福井は何もない」という人もいます。確かに有名テーマパークも大型施設もありません。が、けっしてそれが「何かある」にはつながらないと思ってもいます。ないものを嘆くよりも、今あるものをいかに自分なりに楽しくするか、というのが、自分なりのまちづくりかな、と思っています。
今年の大型連休で、福井を訪れる方も多く見られます。やっぱり「来たことがなかったから」という声も多く、まさに福井って「ラストフロンティア」な場所なんだな、と思います(笑)。
では、福井の人は何を楽しもうか、ということになりますが、なんでもいいんです。それぞれの人が仲間(これ大事。一人じゃなく複数で、というのがミソです)と楽しい時間を過ごす、その連続がこの街を楽しくすることだと、この街のイメージをアップさせることだと思います。
自分はその一つとして映画を選択しました。「映画をみんなで作ろう」と。映画館のある風景がこの街に残っている事こそが、映画への親和性の高さだと思っています。
映画って、観るだけじゃないんです。自分たちで作る事もできるんです。そのプロジェクトを立ち上げました。「ふくいまちなかムービープロジェクト」です。3日間で映画を作って、11月9日に福井駅を降りたらある映画館「テアトルサンク」で「福井駅前短編映画祭」で上映します。
このプロジェクトはみんなで作るプロジェクトです。観るのも作るのも、支援してくれるのも、みんなでやり遂げるものだと思っています。映画に興味のある人は是非、一緒に楽しみませんか? 役者としての参加、制作スタッフとしての参加、見学者としての参加、支援という形での参加、どんな楽しみ方もできます。一緒に福井を盛り上げてください!