
旅の一家言
自分では、旅について一つ「一家言」的なものがあります。それは、
「人は人に会いに旅に出る」
というものです。美味しいものを食べる、風光明媚な場所を巡る、お土産になりそうなのを作るなどなど、旅行のあり方はいろいろあります。そのどれもがその人にとってのエクスペリエンスになります。自分にとっての旅行はズバリ「人に会いに行く」なのです。これまでつながってきた人たちと交流を深め、”現在地の確認”をし合うような、そんな時間を過ごすことです。
なので、旅先は毎年同じ場所です。会社を辞めたので年末年始ではなく、ちょっとずらして年明けに白浜に行くようになりました。ので、どこも空いてるから楽です。毎年訪れるのは『霧の郷たかはら』。オーナーのジャンさん(日本人です)に会いに行くのが自分にとって最大の目的で、お互いの”現在地の確認”で夜が更けるまで話し込むことが多いです。
そもそもジャンさんとの出会いは嫁がかつて白浜でパンツのお店『ラーナニーニャ』を期間限定で出店したところから始まります。彼女もいろんな人に出会い、「この人はダンナに合うかも」という人を見つけてくる嗅覚は凄まじく(笑)、ジャンさんはその一人でした。
目的地の手前で

以来、毎年のように訪れるのですが、宿のある場所はまさしく山奥の熊野古道沿いにあるので、毎年毎年、宿への道は「ここで合ってるのか?」と思うくらいの場所にあります。熊野古道の道中にある、ということは、必然的にいろんな社を見つけることになるので、いつしか福井から宿に行くまでの道中いろんな寺社を巡ることも楽しみの一つになりました。
とにかく行きまくります。これでもか、というくらい行きまくります。昨年もそうでしたが、昨年のブログを読み返すとむちゃくちゃなルートです(笑)。なので、今年はもう少しゆっくり、と思ったけれど、そんなこと、ハンドルを握ったらすっかり忘れます(笑)。決めたところプラスアルファをとにかく時間の許す限り行きまくります。
今年は午年。競馬が趣味の自分を知っているので、嫁は「馬に関係ある神社を探してきた」とリストアップしてきました。そのリストとは、
往馬大社
大和国鹿島香取本宮
丹生川上神社(上社・中社・下社)
なのですが、丹生川上神社って3つあるの?? てことは全部で5つ巡り、『たかはら』に5時くらいに到着、と考えたら、やはり福井を発つのは朝4時くらい? 相変わらず無茶振りをしてくる嫁です(笑) まあこれも家族孝行ということで。
遠大な歴史と自然と

さてさて、最初の目的地「往馬大社」、これで「いこま」と呼ぶんですね。奈良県生駒市にある、生駒山を祭神とするこの社、一番古い記述で西暦458年、ってことは今年で1568年とな! 越前和紙や越前漆器と同じくらいの歴史! さすが奈良、っていきなりのパンチを喰らいました。
この社と馬の関係って、実は絵馬の発祥地らしいです。なので馬の絵の展覧会もやってましたし、絵馬もたくさん。さぞかし馬の御守りあるかと思いましたが、ちょっとが早すぎた…。すぐに香取本宮に向かい、お馬さんに会い、すぐに川上神社へ。

奈良県や和歌山県って、地図を見て実際に走ってみると、山が連なっていて、その合間に川が流れ、そこに人が住み着いて来たことがわかります。川上神社も上社、中社、下社とあるんですが、そのどれもが似た風景が広がっていて、果たしてここはどこなんだ?? と錯覚しかねません。
そもそも何故同じ名前の神社が3つも? という疑問なのですが、実は応仁の乱以降、川上神社の所在地がわからなくなっていたそうで。いろんな文献や発掘調査などでそれぞれが「ここです!」と主張し、そのどれもが認められ、果たしてみんなで仲良く「上社、中社、下社」で丹生川上神社となったそうです。

てか、この社が創建されたのが天武天皇の時代、西暦675年だってんだから、これまた古い…。こちらは水神の神様を祀っているんですが、どう馬と関係あるのか、となると、雨乞をするときに黒馬を奉納し、雨を止めてほしいときに白馬を奉納していたのだとか。今はこの三社、さらには吉野神宮合わせた四社巡りというのが人気なので、時間をかけて是非行ってもらいたいです。


今年も“呼ばれ”ました

で、地図を見ていると、あれ? ここって? という場所が出てきました。「呼ばれた人しか辿り着けない」とされる天河大辨財天社(天河神社)です。あ、宿までの途中にあるじゃないの! と、また”呼ばれた”のでした。ただ、最初に見間違えたのは、下社のすぐ近くだと思ったこと。やはり地形とかで見間違えてしまったのです。それでも本当に宿までの途中に位置していたので向かいました。
天河神社って芸能の神様なので、昨年は「映画祭が成功しますように」とお祈りし、今年は「映画祭は成功しました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを込めました。そして「どうか今年もお願いします」とも。今年は11月7日を予定しています。
ここだけはおみくじを引こうと決めて来ました。こちらのおみくじってとても特殊で、全部古文調で書いてあるんですよ。わからないわけではないんですが、ちょくちょくわからないところも。それがまたいいんですが、でも知りたい部分もある、ということで調べると、あるんですよ! すべてのおみくじの現代語訳のサイトが! いやホント助かります。
てなことで、”呼ばれた”番号を調べると、
第十一番
『吉』
生哉海水戸神(アレマスヤウミミトノカミ)
風神木神山祇(カゼノカミコタマヤマズミ)
野槌食神(ヌツチケノカミ)
是はおひおひ衣食住とゝのひて末はんじやうすべし しかし事を急になすときハじやうじゆしがたし なに事も心を得てはじむべし 家こししん宅とうにはいたつてよしとしるべし
▲此みくじにあふ人ハうけもちの神 大山つみの神をしんじんすべし
▲方ハ南のかたよし
▲やまひ事ハほんぷくすべし
▲よろこひ事十ぶんなり
▲くじそしよう事十ぶんに叶ふ
▲うせ物出べしいでずともそれだけのとくぶん来るべし
▲かひものハうり物利あり
▲えんだん又やう子等するもよし
▲生死はかならずいきる
▲たび立ちよし
▲まち人来る
▲しやうぶ事十分のかちなり
▲上ハ人をかゝへてよし
▲下ハ主とりによし
これが、
衣食住は時間がたって十分な状態になり、後に栄えるでしょう。しかし、急いで何かを行動すると思いは叶いにくくなります。何事も焦らず、しっかりと準備や理解をして心にゆとりをもってはじめるようにしましょう。また、引越しや家の新築は良いです。
このおみくじを引いた方は保食神(うけもちのかみ)と大山津見神を信心しましょう。
・方角は南であればすべて良い
・病気は治る
・喜びが十分あるでしょう
・訴訟は十分に言い分が通ります。
・なくし物はいづれ出てくるだろう、出てこなくても徳分は得られます
・商売は売りは利益が出る
・縁談または養子などもよい
・生死に関わる場合は必ず生きる
・旅は良い
・待ち人は来る
・勝負事は勝てます
・上に立つものは人を雇うのは良い
・職探しを考えている方は就職は良い
という感じでした。総じて良い結果に”呼ばれた”かと。準備はしっかりと、焦らずに進めていきます。ありがとうございました!
インターナショナル宿

しかし、とにかく遠いんですよ、和歌山県までは。とにかく山が連なっているんですよ。よくこんな遠くまで昔の人は足を踏み入れてきたなぁ、としみじみ思うと同時に、何故ここまでに霊験あらたかな場所なのだろうとも思います。
熊野古道というかつての日本人が修行し、切り開いてきた道。人を寄せ付けない自然の厳しさが、より強く人を惹きつけるのだろうと、そしてそこに古の人たちはスピリチュアルな世界を見たのだろうと。毎年毎年通うけれども、毎年毎年その自然の雄大さと神秘さ、そしてそれを後世にも伝える神々の社の荘厳さに感動させられます。
熊野本宮大社もギリギリ間に合い、なんとか宿に着いたのが夜6時過ぎ。約14時間の1日目が終わる、わけがなく、ここからが自分にとっての”旅の目的”でもあるというか。
『霧の郷たかはら』は、国道の最寄りのバス停から徒歩で45分、それ以外の交通機関はなしの場所。それでもこの日(月曜日)のお客さんは自分たち含めて10人、そして自分たち以外は海外の人(うち2名は現地在住日本人と、うち1名は名古屋在住)という超インターナショナルラインナップ。
何故インターナショナルか
ここには福井のインバウンドのヒントがあると思っていましたが、まさしくそんな日でした。ごはんはみんなで同じスペースで食べるのですが、気がついたらいろんな人たちと話す時間に。それも全部英語。
シンガポール、フランス、オーストラリア、アメリカ等々、凄まじいインターナショナル度。何故ここまでこんなに海外の人たちが集まるのか、交通の不便さなど関係なしな宿なんです。
往々にして熊野古道エリアが世界遺産に指定されているから、だとは思うのですが、熊野古道のトレッキングが目当て、というわけでもなく、そこにはスピリチュアルな感性がプラスされて、それらに惹かれている、というのもあるとは思うんです。事実お客さんの一人で国連で働いている方は、こちらよりもさらに詳しい「禅」の世界観を持っていました。その人は翌朝古道を歩いて次の目的地まで出かけました。歩くこともメディテーションだと、そう言い残して去っていきました。
これだ。スピリチュアルさだ。海外の人たちが日本に惹かれる一面として、そうした神道、仏教に基づく精神性があると思うんです。そうですよ、あるじゃないですか、福井にも。永平寺という禅のスピリチュアルな世界が。やはり永平寺は偉大なのです。あとはどう組み立て、発信するか、ですね。

人が集まる理由とは
日本は安い、その言葉は最近のインバウンド界隈でよく耳にします。かと言って全員が全員、安いからと日本を選んでいるわけではない、と思います。実際、昔福井で会ったブラジルからの旅行者に聞くと、「物価は日本もブラジルもあまり変わらない。だから宿が高いよね」と言って、比較的安価なゲストハウスに泊まっていました。
また、福井の観光において言われているのが「交通の便が悪い」なのですが、この宿を見ていると、本当にそうなの? と思うばかりです。たとえ交通の便が悪くても、熊野古道というストーリー、スピリチュアル性のある空気感、そして彼らを受け入れるジャンさんという人柄。そうしたものが上手くかみ合って、この宿の強さを引き出しているのではないかと感じます。
つまり交通を理由にするのは言い訳に過ぎず、何でおもてなしをしたいのか、何を喜んでほしいのか、何を感じてほしいのか、そうしたことを持ちつつ、ひたすらに「人生を楽しそうに生きている」空気を見せていくこと、これが最高のおもてなしの姿なのかもしれません。「人生を楽しく生きる」人の周りには自然と人が集まるものだろう、と、ひたすらに思います。
飲んで飲んで飲みまくって、結局ご飯を食べた7時から夜中の1時くらいまで語っていました。語りつくせないほどに語る、これが自分にとっての旅の醍醐味なのです。語った内容の多くは観光に関する話、そして海外の人との話は宗教の話でした。宗教の話はめちゃめちゃ盛り上がりました。タブーとされている内容でも切り込んでいき、その宗教観を持つ人の価値観を知りたいと白熱しました。
超有名人2人

2日目もそんな感じで人に会いに行きました。昨年の「福井駅前短編映画祭」で来ていただいた「田辺弁慶映画祭」の副実行委員長・田上さんです。前日に「明日会えませんか?」と連絡し、田辺市役所で会い、その後田上さんが経営しているカレー屋さん(ちなみに田上さんはお米屋さんです)で昼食をいただいたのですが、会う人会う人に挨拶をしている風景は、まさに“田辺の顔”。すさまじい顔の広さよ…。
若い頃からいろんな組織に入ることになり、その際に一所懸命活動し、結果顔が広くなっていく様を垣間見た感じです。カレー屋さんも前の店主が年齢を理由に辞めようと思っていたところ、常連でもあった田上さんがM&Aのように買い取って経営を続けているそうです。
映画祭でつながり、映画祭で街を盛り上げようとする姿勢、もはや勝手に“同志”のような存在、と思っています。今年の「田辺弁慶映画祭」は11月13日14日。今年は1週間ずれたのでお伺いできそうです。
そしてその夜もまた、田上さんに匹敵するくらいの超有名人・ひろみママにも会いに行きました。嫁が白浜でお店を出していた時に大変お世話になった方で、白浜では知らない人はいないくらいの人です。昨年はいろいろとあったようですが、元気で何よりです。お互い元気で過ごしましょう。お互いFacebookで近況を報告しあっているので、また元気な間にお伺いします。
そういえば、最近立ち飲み屋さんを仲間とともに開店させたようで、空いている日を狙ってお伺いする予定です。
田辺の田上さん、白浜のひろみママ、お話を聞いていると、こちらの地域の方の“勢いでやっちゃいました感”がとてもあって。やっぱ太平洋側の人たちだなぁ、とまたまた感心しています。そういうあっけらかんとした、勢いでやっちゃう感、日本海側の気質とは違うし、何か事を成すときに一番必要な資質かなぁとは思います。

またまた最後に…

3日目。あとは帰るだけ、最後に京都の馬の神社「藤森神社」に行って今年の初詣巡りは完成、と思いきや! 通るはずだった高速がいきなりの工事通行止め、大阪の海側を走る迂回路に行こうと思ったら、GoogleMapの渋滞を示す赤色は徐々に拡大模様。ならばと奈良県を迂回するけれど、みんな考えてることは同じで、そこまでは渋滞はしないにせよ、まあまあの渋滞模様で…。2時間30分で着く予定が4時間30分…。最後の最後まで何かが起きる旅でした。まぁ、毎年のことだけどね。
人生初の講演会

でもって! 1日をおいてから金曜日に今度は熊本へ。人生で初めて、県外にて講演会で話すことになりまして。そのきっかけはギャラリーに来られた熊本県玉名市在住の上平さんとのつながりからでした。誰かから自分のことを聞いたようで、「面白い人がいる」と紹介されて来られたようです。それが誰かなのかは今ではわからないのですが、「金沢でも宮田さんの名前出てきましたよ」と後々に言われ、正直ビックリしました。何で金沢で自分のこと知ってるねん、って…。
ちょうど能登でリメイクのワークショップをしてきた帰り、ということで来られたのですが、同じようなまちづくりの話となるので盛り上がらないわけがありません。結局翌日も会って飲みに行きました。飲みニケーションって大事ですよ、ホント。
それが一昨年(去年?)のことで、その後メッセンジャーから飛んできたわけです。「講演をしてくれませんか?」と。即「喜んで!」と返しました。あぁ、こんな自分でも呼んでくれるんだと、純粋にうれしかったです。それから熊本は豪雨にも見舞われ、心配して連絡しましたがそれでも開催しますとのことで、白浜帰りのその足で向かいました、熊本へ。
熊本って高校生の時に修学旅行で行って以来なので、そしてほとんどがバスで移動して阿蘇山に行ったことだけ覚えているので、言うなれば初見に近いです。加えて今回の講演地は北部の玉名市。未踏の地にいざ! そういえば福井と熊本って姉妹都市なんですよ。
空から見た九州

ということで、どうやって行くか、なのですが、普通なら新幹線、ともなりますけど、飛行機のほうが早くない? と調べたところ、伊丹ー熊本がなんと8500円! ANAで? これは取らなければ! あとは伊丹空港までどうやって行くか、だけです。
普通なら新幹線&サンダーバードなんですが、ハピライン&新快速を選びました。なんかね、なんかもったいない感じがしてしまうのは自分だけ? そりゃあ早いし便利なんだけどね…。でも2時間の差ならばその合間に仕事しようと。電車の中で。
なので遅れるかもの想定込みで7時出発。結果何事も起きなかったので予定通りに伊丹空港から熊本へ。飛行機から見る九州の、なんと雄大なことか。関西はどちらかというと人が自然を侵食して活動範囲を広げている、というイメージなのですが、九州は逆で、山の稜線が平野に向かって広がり、その大自然の中に人が住む場所を探してきて活動している、というイメージでした。
マドカイの本場

せっかくなので、これまで熊本で出会った方に会おうと、講演の前日に熊本市内に降り、建築事務所をされている荒木さんに会いました。荒木さんはリノベーションなども多く手がけ、その中で「マドカイ」というサービスを考えつきました。これは空き店舗をウィンドウショッピング的に使い、商品を展示する取り組みで、これを新栄商店街に! と展開させてもらいました。その関係で一度福井にも来てもらったこともあって、今回はこちらが熊本に、となりました。
熊本はとにかく、くまモンの世界全開。空港名まで期間限定で「阿蘇くまモン空港」になっているくらいで。どこを見渡してもくまモンくまモンくまモン。可愛いので許される、まさに新しい熊本のイメージです。
最近の熊本と言えば、TSMCが話題になりましたが、それがどのくらいの大きさなのか、連れて行ってもらいました。空港から車で15分くらいで、遠くからも見える感じはエスコンフィールドを思い出しました。近くに来ると超デカい。写真に入り切らない! 更にもう一つ二つと工場を建設するってんだから、どんだけやねん…。
熊本の街事情

でね、これなるほどって思ったこと。TSMCがあるのは菊陽町というとこで、たくさん人が働くからさぞかし部屋が足りなくなるだろうと、不動産屋さんがこぞって土地を買い占め、マンションを建てたそうな。ただ、働く以外あまりにも何もない場所、というのと、公共交通機関から遠すぎるということで、結局熊本市内に居を構える人が多くなったって。なもんで、マンションは空き部屋が多く、不動産屋さんも頭を抱える状態に。
加えて公共交通機関がないからみんな車で移動するもんだから、それだけじゃないかもしれないけど、今や熊本は「日本一の渋滞都市」になってしまったそうな…。車社会で、かつ熊本市に人口が県の人口の半分くらい集中してしまっている状況で、まるで北海道の札幌とそれ以外、のような体になっているみたい。
熊本市内は市電が走ってて、多分この市電が走っているエリアが熊本の中心になるのでしょう。なので、空港も高速のインターも、中心部から車で2〜30分とかなり遠くにありました。それだけ街の規模がデカい、ってことだし、つまりは高速道路が整備される以前から、街の規模は大きかったってことなんですよね。さすが加藤清正公の整備した街だなぁ。
街の中心部とJRの駅が離れてるのも、そういう意味なんだと。駅を置ける、線路を敷設できるエリアがもうなかった、ってことなんですよね、きっと。ってなると、街の人たちにとってはJRを日常使いしづらい現状になるのだとか。荒木さんも初めて県外で生活したときに、JRのことを「汽車」と読んで周りから指摘されたそうな。荒木さんの中では「電車」は市電というイメージがあったようで。
街の成り立ちや一つひとつの価値観が、歴史と深く関係してくるので、やっぱり外に出ることで新しい価値観を知り、自分の街に振り返ることができるのでいいですね。
シャレオツ物件


さてさて、荒木さんの手掛けたリノベーションのお店を案内してくれましたが、どれもこれもシャレオツ! 街のイメージを作っていくようなデザインで、これまでの街が持っていた“色”を十二分に引き継ぎ、新しくする手法は、見ていて感動モノでした。
そして夜。荒木さんとともに活動しているデザイナー兼アーティストの方と3人で食事に行きましたが、熊本で必ず食べたかったもの、それは馬刺し。本場の味はやはり違いますねー。馬肉の食べ方も豊富で、どれもこれも美味しいんですよ。自分は特にタテガミと呼ばれる部位が大好きです。

ちなみにですね、競馬のサラブレッドは筋肉だらけなので馬刺しで食べるということはしません。馬肉は馬肉用の種がいるんです。よく間違われますけど、同じ馬でも違うんです。柴犬とチャウチャウ犬みたいな感じと思ってもらえると。
さて本番の地へ


そして今回の本番、玉名市での講演に翌朝向かいました。早めに出てちょっと街を散策してみようと、駅から徒歩20分くらいの玉名大神宮に行ってみました。いい天気過ぎて暑い…。神宮って天皇が創建にかかわっているもので、こちらも実際にそうでした。
それに川の整備をしてシャレオツな空間も作っています。ただ、どうしてもJRの駅から遠い…。歩いていくには軽装して挑むのがいいかもです。レンタルのEバイクも駅にあったので、それを使うのもいいですね。

玉名と言ったら、最近は「玉名ラーメン」が有名になってきています。玉名ラーメンって、熊本ラーメンの元祖とも言われていて、市内のラーメン店はどこも行列だらけ…。福岡にいる競馬鹿メンバーの双子も玉名に来てくれて、一緒にラーメンをすすりました。やっぱラーメンって世界に通用するいまや日本の食文化ですし、どこに行っても根強い人気ですよね。
気合入りまくって…

さてさて本番。15時から講演を行ないました。山都町にいて以前お会いした野口さんもわざわざ駆けつけてくれました。本当にありがとうございました。内容ですか? 一言でいうなら「継続は力なり」です。

ちょっと初めてのことで気合入りまくって、1時間ギリギリまで話してしまいました…。そのあとのパネルディスカッションも30分を大幅に超えてしまい、場所がクローズする17時まで引っ張ってしまった…。
ただみなさん食いつくように聞いてくれたのがうれしかったです。講演でいつも気を付けているのは、いかにわかりやすい言葉で、いかにテンポよく、いかに刺さる言葉を使うか、です。

どうしても話をするときに手元の資料を読んでしまうようなことをすると、映し出している資料を一言一句欠かさずに読んでしまうと、聞いている人は寝てしまいます。人前で講演する人は気を付けてくださいね。
質問もしてくれたのはうれしかったです。質問がないと逆に皆さんの中に入っていっていないことになりますから。その一つ「いろんな人に会って言われた言葉で一番覚えているのはどんな言葉ですか?」という質問。30秒ほど考えて思い出したのは「なんか人生楽しそうにしてますよね」。

これは最近いろんな人から言われるようになりました。うーんそうなんだ、ってのが率直な感想です。ただ、ジャンさんのように楽しそうに見えるのはありがたいです。が、その裏では火の車です(汗)。
そのあとも飲み二ケーションに移るわけですが、質問攻めでした。上平さんも玉名で同じようにまちづくりに励んでいるので、一つひとつが先に行っている感じです、と言われました。自分にとってはトライアンドエラーを繰り返して続けているので、いつか花開くと信じて生きています。また福井に来てくださるとのことですので、ゆっくり“ブラタモリ”な感じでまちあるきをしようかな。

最後に
怒涛の一週間が終わり、明日からまた「月曜日の男」を含めた生活が始まります。ちょこちょこ書いていて、いろんな調べ物をしていると、ふと熊本で気付いたことがありました。それは街の中心地に「本屋がない」ということ。本でも買おうかと思ったら大きな本屋がないんです。いくらGoogleMapを広げても出てこないんです。
これだけ大きな街で本屋がない…。もちろん今ではネットで買えてしまうので、店舗を構える必要がない、と言ってしまえばそれまでなんですけど、この大きさでないのか…、と不思議に思いました。これもまた新しい街の形かもしれないですね。


奈良へようこそ。
毎年足を運んでくださっているとは。ありがたいことです。(私は来月久しぶりに足を運びます)
「交通を理由にするのは言い訳に過ぎず」本当にそう思います。マスマーケティングしたいなら別ですが、観光事業者の多くは「マス」は不要なハズです。
ありがとうございます!
事業者、行政がどうターゲティングするか、という骨子はそれぞれに必要だと思いますね。
コミュニケーションしたい人、したくない人、ディープに行きたい人、ライトに体験したい人、いろいろいますからねー。
FTASデータを分析していても、旅の動機は本当に人それぞれなんだなぁと感じます😊